1.商品情報の充実
ネット通販をするお客様にとって一番不安なのは、商品の実物を実際に見ていない状態で購入することですよね。その不安をできるだけ
取り除いてあげることが、お客様の購入決断を促進し、ショップの売り上げアップにつながります。
1-1.サイズや重量、原産地、発売年、素材、使用方法…など、商品に関する情報はしっかり表記しましょう。
自分が購入する側だったら、と想像してみてください。一つ一つの商品ページに丁寧に情報が表記されていたら、運営者へ好感を持てますよね。更に商品によっては、触り心地や使い心地なども自分の言葉で説明しておくと効果的です。
1-2.何といっても一番重要なのは商品画像です。
売り上げに直結すると言っても過言ではないでしょう。画像無しは厳禁!絶対に手を抜いてはいけないところです。
解像度の高めな写真を撮り、ズームできるようにすると良いですね。
また、正面からの画像だけではなく、お客さんの実際に手に取って見る感覚をできるだけ再現できるように、色んな角度からの画像も
用意しましょう。
そして、個人で開業された方は画像に「自宅」感が出ないように心掛けてください。プロのような写真を撮ることは難しいと思いますが、背景に布やボードを用意したり、スタジオで撮影しているかのように見える撮影キット(ボックス)を使用することで、商品画像らしい
雰囲気が出ます。
2.ターゲット設定
ネットショップにおいては、お客様のターゲットを設定し、コンセプトを決めることが重要になってきます。
一見、間口を広げておいた方がお客様が増えて売り上げが上がるように思えるのですが、実はそうではないのです。
全方位に向けた無味無臭でどんな物でも置いているようなショップというのは、ネットではあまり求められていません。そういった店は
実店舗としていくらでもあるからです。
勇気を出して、ターゲットにするお客様の性別、年齢層、志向などを設定してみましょう。その上で、ページのデザインや、
文章の書き方、商品ラインナップ、発送時の包装の仕方など、ターゲット層に気に入ってもらえそうなコンセプトを打ち出して
みてください。
訪問時に「このショップには私の欲しい商品がありそうだ!」と思ってもらえるかが勝負なのです。
3.商品数を増やす
2の項目で挙げたようなターゲット設定をしつつ、商品の数を増やすことが重要です。
3-1.SEO対策になる
商品数が多いということは、そのぶん自分のショップが検索に引っかかりやすくなるので、SEO対策(検索エンジン最適化)としても好都合です。検索に引っかかる機会が多くなれば、訪問客が増え、購入してもらえるチャンスにつながります。
3-2.「合わせ買い」のチャンスも増加
例えばスマートフォンを買う人に充電器やメモリカード、ケースなどをついでに買ってもらうような感じで、お客様の目的の商品に加えて関連商品の購入も提案することができるのです。そうすることで、一人のお客様に買ってもらう商品の数を増やすこともできますし、
お客様も一度に買い物ができるので満足度が増すことになります。
4.適度な更新
お客様に継続的にショップを利用してもらうためには、飽きられてはいけません。
一度来たお客様が再訪した際に、何かが更新されて少しでも新しい情報を得られるという状態になると良いですよね。
ショップの商品ラインナップに飽きられることのないよう、定期的に見直してみましょう。
また、なかなか頻繁に新商品を入荷するのが難しければ、例えばコラムなどの読み物ページを作ったりして、お客様が訪問するたびに
楽しんでもらえる工夫をするのも手です。
5.再訪を促す努力
新規のお客様に来てもらうのも大事ですが、一度利用してくれたお客様を逃がさない努力も大事です。
いくら一度購入したからといって、こちらが何もせずともそのお客様がまた同じショップで買い物をしてくれるとは限りません。
ネットショップが溢れている今、ライバル店に行ってしまう可能性は大きくなるばかりです。
そんな中でお客様を逃がさないためには、まず商品配送を丁寧にすること。メールや納品書の文言に気を付けるのはもちろん、質問には
できるだけすぐ返信してあげましょう。個人で経営しているなら、連絡の際に事務的な文言だけではなく人間らしいコメントも付けると、お客様は「機械ではなく人間と取引しているのだな」と思えて、あなたのショップに対して情が沸き、再訪につながるはずです。
また、ダイレクトメールやメールマガジンを送ってショップのことを思い出してもらえるようにしたり、ポイント割引制度を取り入れて
継続利用を促したりするのも効果的です。
まとめ
大事なのは、分析すること、そしてお客さん目線で考えることです。自分が客としてネットショップを利用した時のことを思い出してみてください。
そして、過去に利用したショップの良いところは吸収し、不満に思ったところは自分のショップでは改良していきましょう。
お客様の気持ちを汲んだショップ作りをすることが、売り上げアップにつながるのです。